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テーブルマナーやビジネスマナーなんて、くだらない?疑問について徹底解説

レッドカードを示す女性

「日本はマナーやしきたりが多すぎない?

マナーなんてくだらない。」

そのような意見をする方もいらっしゃるかと思います。

実際に、私もテーブルマナーやビジネスマナーの知識が足りず、

指摘を受けた際に

「マナーを知らないと恥をかくぞ。」

「育ちが悪く見えるぞ。」

なんて言われたことがあります。

指摘されたことにも、そのような言い方にもムカついてしまい、

「くだらない、余計なお世話だ。」

と、イラっとした経験があります。

今回は、「マナーなんてくだらない。」と思うのはなぜか?

の問いについて、解説をしていきます!

筆者の気持ち「マナーは守れ!がうるさすぎる。」

冒頭でも記しましたように、

マナーを学んでいないだけで、

「恥をかくぞ。」「育ちが悪い」というような

自分や家庭環境を否定されるということに違和感がありました。

例えば、箸の持ち方。

箸に指をかける位置が少し違う=育ちが悪い

は言い過ぎではないか?

美味しくご飯が食べられたら良いのではないか?

そこで、マナーの定義や考え方について整理しました。

本来、マナーとは何なのか?マナーの定義

本来マナーの目的は何か?

マナーとは誰のためにあるのか?

本来、マナーとは『相手への思いやり』のために存在しています。

社会で多種多様な人たちと暮らしていくために、

『人間関係の潤滑油』

のような役割をしています。

ですので、マナーはくだらないものではなく、

円滑に人間関係を構築していくうえで重要になってくるものです。

しかし、の思いやりの手法の一つとして存在するものなのに

・「マナーを守らないから育ちが悪い」と線引きをする

・ひどい場合には相手を攻撃する

というのはあまりにも馬鹿馬鹿しいと思います。

テーブルマナーを知らない人間に対し、

「育ちが悪い」

と馬鹿にしたり嘲笑したりする人よりも、

何も気にせず一緒に楽しく食事をする人の方が

よっぽど思いやりがあり、マナーのある人間といえます。

「これぞ思いやり」と思った経験談

海外旅行中、カフェに入ろうと店内をのぞくと、
店員さんはスマホをいじりながら喋ったり、リラックスしたり楽しそうに過ごしている。

日本だったら、
「さぼるな!
給料が発生している間はきっちり働くのがルール(マナー)だろ。」
なんて言われる。

お客さんが入店すると、ちゃんと接客をしてくれる。
さらには、「日本人ですか?」と尋ねられ、
はいと、答えると、
「日本はいい国ですよね!アニメ好きなんです!
日本の女性はきれいですね!」
のように、
こちらの気分が嬉しくなるような言葉を、自然にかけてくれる。
これこそ、思いやりなのではないか?と感じた。

少し、話がずれてしまったが、
日本人はキチキチとしたルールやマナーに縛り付けられていて
その規律が少しでも乱れると、乱したものを違反者扱いする傾向がある。

『マナー』大半は価値観の押し付け

よく観察していると、

「マナーは守れ」と言う人の大半は、

自分の価値観を押し付けている人が多いように思います。

「くちゃくちゃ」と咀嚼音を立てながら食べるのは、

確かに少し気分を害してしまうことがあります。

人間の本能的に不快感によるものなので、仕方ないと思います。

しかし、

「肘をついて食べるな」

「箸の持ち方がおかしい」

という批判は、

“誰かが勝手に決めた常識・価値観”

を守っていないことに対する不快感ではないでしょうか。

自分に染み付いている価値観が正しくて、

自分の常識内の行動をしていない奴がマナー違反だと発言している。

「自分の知らないマナーは守らなくていいけど、

私が守っているテーブルマナーは守るべきだ。」

と言っているようなもの。

自分に都合が良すぎるのではないでしょうか。

なぜ『マナー』を学ぶのか?価値観の押し付けに対抗するために『マナー』を身につける

「マナー違反だと発言している人は、自分の価値観を押し付けているだけなんだ。」

そうやって思ってやり過ごせるほど、生きやすい社会ではないのは十分承知しています。

では、どう対処するのが良いか?

それは、『マナーを身につけること』だと考えます。

つまり、相手と同じ土俵で戦うことです。

マナーを身につけると言っても、

『価値観を押し付けるのではなく、思いやるマナーを身につける。

相手は“誰かが勝手に決めた常識・価値観”に沿って生きています。

その価値観を否定せず、同じ目線にいてあげることが、

相手を思いやるということに繋がります。

箸の持ち方がおかしい人に対して、一緒になって笑うのではなく、

相手の気持ちを害さないように、箸の持ち方を習得しておく。

これが相手に対する思いやり(=マナー)だと言えましょう。

相手の気持ちを汲み取ることが重要なのです。

このマインドで、筆者は日々、テーブルマナーを重視する人たちにも挑んでいます。

ナイフとフォークを持つ手
~イイオンナを目指して~流石に知っておきたい!食事のマナーを身につける。 食事マナーが身についていると『育ち』が良く見える。 たとえば、職場の上司や、パートナーのご家族と食事を共にする時。 「え、...

それでも納得できないなら、俯瞰してやれ。

色々述べたが、それでも私はどちらかというと“心が狭い人間”なので、

どうしても自分の価値観を押し付けてくるタイプの人間が苦手です。

だから、心の中では俯瞰していればいいのです。

相手の思うマナーは身につけつつも、

「価値観の押し付けだな~」

って俯瞰しながら、涼しい顔でいろんなマナーを学んでおく。

自分の価値観を押し付ける人間は、

いつか相手の価値観に沿わない行動をとり、恥をかかされます。

なんて、思っておきましょう。

このような考え方を持っておくことで、

少しではありますが、自分の心が軽くなると思っています。

ABOUT ME
endomame
ブログ歴半年の理系職・独身アラサー女子です!忙しい毎日に押しつぶされず自分らしく生きていくために、自分磨きやグルメ、旅行について発信していきます♪